いいがじゃないがけ。

思うままに、つらつらと。

【シネ活】「ファースト・マン」

デイミアン・チャゼル監督とライアン・ゴズリングの「ラ・ラ・ランド」コンビによる最新作「ファースト・マン」を観てきました。1961年にアポロ計画が始まって1969年に人類初の月面着陸を成し遂げるまでを、アポロ11号船長のニール・アームストロング(ゴズリング)を中心に描いた作品。

もし僕がZOZOの前沢社長だったら、月に行かなくて良いから、この映画をIMAX貸し切ってひとりでじっくり観たいと思った。要はそれくらいに、没入感に浸れるし、もっとどっぷりと浸りたい……と感じさせられるストーリーとビジュアル、(無音も含めた)サウンド

宇宙モノ映画はだいたい「夢」や「ロマン」に溢れていると思うんだけど、この作品には、宇宙に行くことの「危険」と「恐怖」が溢れまくっていて、それがかえってリアリティを感じるし、実際に月まで辿り着けたアームストロング船長らと、そこにたどり着くまでの関係者の偉大さを改めて知った。

ちなみに僕はすっかり記憶違いしていたようだが、これまでに月に降り立ったのはアポロ11号の2名だけではなく、69年〜72年までのあいだに計12人(も)いたらしい。いずれにしても、その後現在にいたるまで45年以上は誰も行っておらず、その理由は(意外とシンプルで)「行く理由がない」ことと「お金が超かかる」ということらしい。じゃあどうして当時そこまでして月に行ったのかと言えば、アメリカがソ連との宇宙競争に勝つためというシンプルな目的。言うなればプライド。ただ、僕は当時のケネディ大統領がアポロ計画を打ち出した時の言葉(以下)は結構好き。

 

We choose to go to the moon in this decade and do the other things, not because they are easy, but because they are hard.

 

「月に行くことに決めました。それは簡単だからではなく、難しいことだから。」的な内容だが、これって、仕事をしていくなかでも大切にしたい「判断軸」だよなと思う。(もっともケネディ大統領のこの方針に関しては、その裏で、当時の貧困層などはかなり割を食わされたようだが…。)

【メモ】

  • 2019年2月9日(土)鑑賞。

 

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